2015/06/02

ise

伊勢参り感想

金曜に休みを取って金土日と伊勢に行ってきた。
伊勢というか、名古屋、伊勢、二見浦、かな。名古屋観光は新幹線が高額なこと以外は簡単に行き来できるのでいい気分転換になりそう。
名古屋駅から名古屋城まで歩くと結構疲れる。スーツケースはロッカーに預けとこう。
途中で自社の名古屋事業所を外から眺めてみる。まぁ社員証も無いし知り合いもいないと思うので見るだけ。
名古屋城は入るのにお金取る。以前に中入ってみたがそれほど面白くなかったので外側だけ見て帰りの手段を探す。

名古屋城前のバス停に名古屋メーグルというふざけた名前のバスが来てた。名古屋駅も行くようなのでよく確認せずに飛び乗る。しかし名古屋駅から離れる方向のに乗ってしまい、ぐるっと回って名古屋駅まで行くのに1時間ほどかかることが判明。名古屋城から名古屋駅、という方向のメーグルもあるので乗るときは確認するといい。
メーグルは名古屋の観光名所がバス停になってるので降りずに1時間乗るのも楽しいかもしれないし、1日パスで観光地巡りも出来るようになっている。しかし待ち合わせの時間が近いので地下鉄ですぐ名古屋駅に戻れる名古屋テレビ塔で降りた。名古屋テレビ塔の地下街をぐるっと歩く。
札幌の大通りのテレビ搭と似ていて良い。就活のときに一度来たのを思い出した。

名古屋から伊勢市へ

なんと近鉄線で1時間半以上、かかるという。で普通の通勤電車の帰宅ラッシュに当たった模様。1時間くらい混雑したなかで立っていて辛かった。
しかし地元の人に混じって移動をすると旅情を感じる。その前の名古屋テレビ塔から名古屋駅までなどの移動でも、地元の高校生を見たりした。そして彼らは自分とは全く関わらない世界軸に生きてるんだろうなぁなどと思いをはせる。
彼らにとっては何でもない毎日繰り返される日常なのだろうが私にとっては一生のうちでそう何度も無いであろう名古屋旅行の一部分なのだ。
宗教観、輪廻と旅情、何千年と続くこの広い地球上、何百億といた人間の中で、たとえばスクランブル交差点で一瞬すれ違うだけという人であってもすごく強い縁で繋がっている、などと美輪明宏は言っていたっけ。袖振り合うも多生の縁?
まぁそんなことを思ったり思わなかったり。
で、伊勢市へ着く。
日本で最も有名な神社がある街としてはあまりに人が少なく静かだった。金曜だからこんなに静かだが明日は街中参拝客で溢れるはずだ、などと話をする。
その夜はその土地の居酒屋で何故かもつ鍋を食べる。うまかったけど。
泊まったホテル、というかウィークリーマンションには蚊がいた。刺されたかどうかは謎、かゆいのは間違いないがもう布団のせいでかゆいのか、蚊に刺されたのかわかんない。

伊勢神宮参り

伊勢市駅にもロッカーがあるし、駅近くに参拝者向けのお荷物預かり所もあるので旅行鞄は預けて行く。
せっかくなのでと正式なお参り順序で行く。外宮(げくう)までまず歩いてお参りする。
しかしなんと財布には小銭が1円玉一枚しかなかった。途中の自販機で脱水防止にお茶を買ったのだが、そのとき「お、丁度160円あるぞ」などと思って小銭を一掃してしまったのだ。
仕方ないので途中の神社はお辞儀だけして、一番奥の本殿に1円玉をコロンと投げ落とす。外宮とは言えさすがに多くの参拝客がいた。
でバスに乗り内宮(ないくう)へ。バスの中でちゃんと両替して10円玉を量産する。
内宮の前に猿田彦神社へ寄ってお参り。猿田彦神社から内宮は歩いてすぐのようだ。
内宮の前には”おかげ横丁”というお土産屋の通りがある。
これが古い建物の雰囲気を残していてゆっくり回りたくなるのだ。まぁお参りの後で回るとして、内宮の中へ。
本殿に向かう途中に何本も杉の木が生えていたが、一本ずつ全部が御神木のような立派な木だった。
とにかく大きな森の中に大きな神社がある、という感じ。神社もそうだがその土地全部がなんかありがたい雰囲気。そして外宮とは比べ物にならないくらいたくさん人がいた。
まぁ実は神社よりおかげ横丁の方が面白くて人を寄せ付けてそうなんだけど。。
その中の赤福本店で赤福を食べた。うまい。
お土産屋も様々な種類があり、食べ物屋も松阪牛だの伊勢うどんだのあり、良い。
いちいち建物が古い雰囲気だし。そしてたくさんの観光客の中、燕もたくさん飛び回っており、あちこちに燕の巣があった。燕には二見浦でも驚かされる。
さて伊勢神宮には人や燕が沢山いたが、実は蚊も沢山いたようだ。。この日6箇所も刺された。そしてなかなかの毒性の強さ。白黒のやつじゃないから大丈夫かと思ったが。ダメな痒さだった。

二見浦へ

伊勢参りの後二見浦へ移動。ちょっと良い宿というのに泊まる。古い和風旅館だが清潔感もあり、人も少なく、たしかに良い雰囲気。正直二見浦には何もないんだが、それもまた良い。
なんかぼーーーっと過ごす。
ふらっと海岸線を歩き、その土地の名物という塩羊羹の本店に行った。すっごい古いお店で、店内に燕の巣があった。燕の子が5匹並んでうごめいてる姿は若干気持ち悪かったが(蓮の実的なキモさ・・)、燕の巣があるんですねーすごいですねーなどと愛想を言う。でそこで塩羊羹を一本買う。おまけでカエルの小さな置物を貰ってしまった。

翌日、夫婦岩?というのを見学し、伊勢から無事に帰れるようにという古人の願いのこもったカエルの置物を眺めて歩く。そこらじゅうカエルの置物だらけ。
これだけ神社参りをしてるのに、おみくじを一個も買ってないので最後に夫婦岩のところの神社で”カエルみくじ”というのを引いてみる。カエルの口に手を突っ込んでゲコゲコと呟きつつ口の中一番奥のおみくじを引っ張り出す。で、「吉」という普通のやつ。いっつもこれだ。
そういえば夫婦岩はすごく風が強くておみくじ飛ばされそうだなーなどと思っていると、なんと千円札が何枚か飛んできた。それを追いかけるおばちゃんも走ってきた。で千円札が風に乗って3枚とも僕の手元に。もちろんおばちゃんに返したが、もしやあれは金運Upだったのか?
金運といえば夫婦岩の近くには非常に商魂たくましいお土産屋があるので注意が必要だ。必死過ぎてちょっと怖い。二見シーパラダイスというお土産屋ショップの店員もけっこう怖いくらい売り込んでくる。
今後二見浦へ観光に行く人へのアドバイスだが、もしお土産屋の店員が少しでも怖いと思ったら無言で逃げていいと思う。追いかけては来ないので。

帰りは二見浦から名古屋、名古屋から東京、とどんどん都会になっていく。 カエルのご利益か、なにも問題なく帰れた。
実はカエルなんか拝まなくとも無事に帰れただろうが、もしかしたらカエルを拝まなかったら無事では済まなかったかもしれない。それは分からない。こうやって信仰心が芽生えるのは危険だ。カエルを拝んだから無事に帰れた。カエルを拝んでも無事に帰れなかったとしたら信仰心が足りなかったからだ。などとなる。
こういう信仰心、ジンクスが芽生えそうな危険を感じたらあえて崩してみることが必要だ。カエルの置物を蹴っ飛ばして、ちゃんと帰り着く、とかね。
まぁカエルがかわいそうだからそんなことしないけど。

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